第1話

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コノハside 私は教室から出ていく後ろ姿を目でおっていた。 何だか…体が熱いよぅ。 「コノハ!!」 そんなことを思っていたら、後ろから呼ばれた。 声の主は分かっている。 でも、反応するのが酷く億劫で無視していたら、ウズメ君は私の肩を掴み無理矢理振り向かせた。 私は、この人のこういう無理矢理なところとか、見栄をはったり、意地悪な性格が苦手だ。 だけど、何故か彼はことあるごとに私に話しかけてくる。 ……彼女いるのに。 彼女さんは、驚いた顔をしてウズメ君を見たと思えば、私を睨んできた。 なんで私なんだろう。 逆恨みってやつだよね。面倒臭いなぁ。 それって周りを巻き込む最悪なキレ方なのに…。 それにウズメ君も彼女さんの気持ちをもっと考えてあげなきゃ。 いつか友達いなくなっちゃうよ? 私には関係無いんだけど。
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