第4話

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「怖かったー!!」 コノハが抱きついてきた …至福 「凄く怖かったー!!」 コノハの細い身体は震えていた 「大丈夫だよ もうアイツはいない」 コノハを抱き締めて、頭を撫でた 「うーーー!!」 「大丈夫、大丈夫だから」 暫くすると、コノハは泣きつかれ眠ってしまった 「しっかし、お前よくあのとき反応できたな」 「お前が鈍いだけだ」 「うっせー そんなにそのお嬢ちゃんがお気に入りか?」 「ああ…取ったら殺すから」 「別に取りはしねえって!! だから俺に殺意を向けるな!!」 「煩い、コノハが起きるだろ」 「騒がせたのはどこの誰だってーの …お前変わったよな」 今までふざけていたのにいきなり真面目な顔になって話はじめるヤガミ 「何が言いたいんだ?」 「いや昔はさ、お前任務一筋みたいな感じで目が死んでたけど今は違う ちゃんと守るべきものを見つけた強い目をしてるな」 そして、コノハを一瞥する 「そのお嬢ちゃんがお前を闇から引き上げてくれたのか?」 「……俺はコノハに色んなものを貰った だから、コノハは何があっても俺が守る」 ヤガミにそういえば 「ぶっ!!あっはははははは!!」 大爆笑された 「何がおかしい」 「い、いやだって…ぐふっ…変わったなとは思ってたけど…そこまで他人に、しかも女に依存してるとは思わなかったんでな」 わりぃ、と大して悪びれる様子もなく謝るヤガミ 許さん
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