第1話

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ふいに、そいつがえづきむせた。 どうやら、喉の奥まで靴を突っ込みすぎたらしい。 「きったねぇから吐くなよ??」 俺はそいつの喉の奥ふかくまで更に靴を突っ込んだ。 するとソイツは、靴を出して、涎を垂らしながらむせたではないか。 「おい、誰がやめていいっつったよ!?あぁ!?」 全員で蹴って殴った。 ざまぁみろよ。 「じゃあ、今から罰として服を脱いでくださぁい!!」 ソイツは表情を変えずに動かなかった。 それにイラついた俺はソイツを蹴って転ばして、倒れたところを何人かに押さえ付けさせた。 「ほらぁ、さっさと言うこと聞かないからこんな目にあっちゃうんだよぉ!?」 そう言いながら、俺はそいつの制服をハサミで切った。 「やだ!!変態~!!」 「キモい~さっさと消えろよばぁか!!」 「しねー!!」 クラスは悲鳴やら罵倒やらが飛び交っている。 スセリは上半身裸の状態だ。 俺はそいつを何人かに押さえつけさせて、腹を殴った。 ガシャーーン!! いきなりガラスが割れて、ソイツは入ってきた。
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