.。o○3年後の冬.。o○

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2人が帰ったあと、 暫くしてから戻ってきた琴子先輩。 なんでも知っときたい性格の先輩が質問しない筈もなく… さっそく聞いてきた。 「なぁ、小泉。さっきのイケメンって、元カレ?」 ……ヤッパリ 「……はい、そうですけど…」 この人に嘘は通用しないから、私は正直に答えた。 「小泉、趣味イイヤン!」 「……ですか?…」 「偶然だったん?」 「…3年…ぶりです」 「ええ!それって、運命やん」 「…運命って、大袈裟な…」 「いいなぁ。そうゆうのってぇ」 ……一人で盛り上がってる琴子先輩の隣で、私は動揺していた…… 『他に好きな人が出来たから』 そう言って、一方的に… それも逢わないまま、 私は司に携帯電話で告げただけで、ちゃんと話しもしなかった。 ……それっきり、 携帯電話も解約してしまって、司の前から消えるようにして去ったのだった…。 本当のことは何も言わないまま。
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