.。o○3年後の冬.。o○

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「お疲れさまでした。失礼します」 「お疲れさま」 「ご苦労さん」 私は院長と副院長に挨拶をして、院長室を出ようとしていた。 「…小泉さん。ちょっといいかな?」 副院長に呼び止められ、 ドアを開けようとしてた手をゆっくりと下ろして、向き直った。 「身体の方は大丈夫?無理したらあかんよ」 「……はい、ありがとうございます。今は薬も効いてるし大丈夫です」 「…そう、良かった…」 「……心配お掛けして…すみません」 「うちの大事な戦力やから」 「……気い付けなさいよ?」 「院長先生まで、ありがとうございます。それじゃぁ…失礼します」 少し話してから、 院長室を後にし、着替えるために休憩室へと向かった。 ーー私には… 持病があった。 琴子先輩にも伝えていたけど、他の人には伝えていなかった。 普通に生活も仕事も出来ているし、 特に困ることも無かったから…。
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