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岡野(ダメだな。すっかり喜多嶋社長のペースに乗せられてるし……それが……嫌じゃない……)
と思ってる間に、ネクタイを外し、リラックスした姿でソファへと座った。
岡野「それ、洗濯するから脱いでください」
喜多嶋「え?もうか?」
岡野「今日は洗濯まわしたいんです。それに、そのまま風呂に入ればいいでしょ。もう用意できてますよ」
照れてしまってるところをごまかすように、つっけんどんに言うと、すっと喜多嶋社長が立ちあがる。
すぐそばで立たれると、上背があるのを思い知らされた。
岡野(僕だって……まだ、成長期が……残ってるかなぁ……?)
喜多嶋「わかったよ。脱げばいいんだな」
岡野「へ?」
目をしばたたかせていると、その場で、ばっとシャツを脱いでしまった。
頭をかきあげながら、引きしまった上半身をさらされ、顔が一気にカーッと赤くなる。
岡野(だ、だ、だから、どうして社長相手にどきってしてるんだよ、自分!?)
早鳴る鼓動に、ためらうばかりだ……。
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