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全員が声の方を向くと、高校の制服を着た女の子が居た。
身長は平均より少しだけ低い。胸が大きく制服が盛り上がっている。長くはないが肉付きの良い足。
そして何よりも目を引いたのは綺麗な桃色の髪の毛だった。
「弱いもの虐めは駄目!お姉ちゃん許さないよ!」
「な、なんだよ姉ちゃん。口挟むなよ!」
口では強がっているものの、子供達はビビっていた。この頃の子供なので年上は畏怖の対象である。
「もしこれ以上続けるならおしおきだからね!」
「おしおきって何だよ?」
「え!?えーっと、『高い高い』とか?」
それを聞いて子供達の緊張が緩んだ。
「聞いたかよ!」
「今更高い高いなんて怖くもなんともねーよなー!」
笑いながらキャッチボールを再開する三人に桃色の彼女はムッとする。
「言うこと聞かないなら、やったげる!」
「「え?」」
桃色の彼女は子供を一人持ち上げた。それも、『片手』で。
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