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レリオはリクが好きだった。
変人だと言われようと己を変えようとしない彼女は自分を正しく見てくれる理解者だと思っていた。
レリオはカーシーが好きだった。
どこまでも自分に正直な彼は対等な友人だと思っていた。
そしてレリオはドロシーが大好きだった。
何事も優しく受け止めてくれる彼女を子供ながらに愛していた。
この三人とは一生付き合うんだと思っていた。
失敗しながらも、楽しく笑っていつまでも暮らしていけるのだと本気で信じていた。
だからこそ、レリオは。
三人全員を目の前で奪われるとは思いもしなかったのだ。
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