銃王姫と二丁拳銃

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工房で銃をぶっぱなして店主から叩き出されたニーナは帰路についていた。 ウェインのおかげで気持ちは軽い。ウェインには本当に頭が上がらない。 ニーナに友達は居ないので女の子を紹介することは出来ないが何か埋め合わせをしなければと考えていた。 そんなことを考えてる内に家についた。扉を開ける。 「遅い!」 開けるなりシモンが文句を言ってきた。 「仕方ないじゃん。任務だったんだから」 そういうことにしておいた。本当は予定していた時間より早く任務は終わっていたのだが。 「リースと一緒に練習を見てやろうと思っていたのに…」 「あ、リースちゃん今日も来てるんだ」 「ふん。ただ射撃場があるからだろうよ。あれは意外と努力家だからな」 ニーナは一瞬、リースの疑惑をシモンに聞こうとした。しかし、洗脳されているのであれば意味がないと思い直した。 なのでここはリースの腕の根拠を聞くことにする。
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