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魔法が使えないレリオは技術でそれを補うしかない。
しかし、高校生と戦うには身体が全然出来ていない。
「っと。あの化け物のことだ。もう来るかもしれねぇな」
トットは二つの『魔手』を精製。レリオの近くでドロシーを待ち構える。
「レリオくん!!」
それから数秒後。来た。ドロシーが物凄い勢いで。『窓』から。
「何っ!?」
流石にそれは想定していなかったのかトットは焦りの声を溢す。
しかし、ドロシーの行動は安置だった。今のドロシーの方がよっぽど焦っている。
目的はレリオの救出のみ。ドロシーの頭にはそれ以外のことは存在しない。
よってトットがドロシーの行動に合わせて『柔』を振るうことは容易だった。
ドロシーはまだレリオを傷付けたのがトットだと気付いていない。
攻撃の反応が遅れたドロシーは咄嗟に脚が出る。『柔』に脚が埋まった。この時点でもう、ドロシーの敗けが確定してしまった。
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