続・飛翔の町

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「その人は今度是非紹介してもらうとして、ミナツちゃんに少し聞きたいんだけど」 ニーナが話題を変える。 「何だ?」 「ミナツちゃんって、相当強い?」 その質問にはミナツは首を傾げてしまった。 「どうだろうな。少なくとも負けたことは何度もあるが」 「パング刀持ってるってことは少なくとも帯刀の資格はあるんだよね?道場じゃ何番目ーだとかあるじゃん」 「それなら、一応師範だ。断ったんだがヤマトに無理矢理押し付けられた」 その言葉にニーナの目が点になる。 「どうした?」 「師範?ヤマトさんの道場の?」 「そうだが」 ニーナはヤマトを知っていた。それの通う道場がどんな場所なのかも。 「じゃあミナツちゃん、現代で一番強いパング刀使いってことじゃん!」 「そうなのか?」 ミナツは大して興味がなかった。ゆっくりとブラックコーヒーを飲む。 「ちょっと付き合って貰おうと思ってたら大収穫だよ!」
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