続・飛翔の町

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「大収穫?」 ミナツは言葉の意味に首を捻る。 「ほら、ここって平和な国じゃん?最近仕事にも手応えがなくってさ」 ポリポリと頬をかくニーナ。そして言う。 「ちょっと模擬戦に付き合ってくれない?弾は勿論模擬戦用の物を使うから!」 「それは―」 ミナツは、迷った。ニーナの実力を見てみたいというのはある。だが勝手にそんなことをして良いものか。 この場にライが居ないのがやはり悔やまれる。 「オレ達が言い合っていても何の解決にもならんことに今更気付いたな」 「むぅ、確かに。所詮若い者とは相容れぬ。ならどうだ。今から男一人に声をかけ判断してもらうと言うのは」 「異論ねぇ」 「よし。おい、そこのツナギ来た兄ちゃん」 「オレか?兄ちゃんなんて歳じゃないんだが」 「なぁ、おっさん。あの茶髪の女の子の身体、どう思う?」 「あん?何だ急に………おー、まだ若いんだろうが良いケツしてんなぁ」 「「ちょっと面貸せや」」
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