続・飛翔の町

8/93
前へ
/1704ページ
次へ
* セリスは目を覚ました。小さな身体を精一杯伸ばす。 セリスは寝起きがかなり良い方なので目覚めて十秒で完全に覚醒出来る。 不規則な生活に慣れてしまっているというのもある。 ベッドから降りつつタンクトップに手をかける。脱衣場に移動しながら下着姿に。 「最近痛んでるな……」 下着の状態を確認して溜め息をつくセリス。 胸囲的にはミナツの方が上なのだろうがセリスの方が格段に背が低いのでとにかく合う下着が少ない。 必然的に数も少なくなるのだがその弊害が出ていた。 いっそミナツやチフユの様にサラシに変えることも遠い目で見れば良いのかもしれない。 しかし、慣れていないと潰される息苦しさを感じるので手を伸ばしづらい。 そんなことを考えながらセリスはとりあえずシャワーだけ浴びた。 ミナツはじっくりと湯船に浸かりたいタイプだが、セリスはさっさと出たいタイプ。 因みにチフユは川で真っ裸で水浴びが一番良いらしい。意味が分からない。
/1704ページ

最初のコメントを投稿しよう!

46125人が本棚に入れています
本棚に追加