続・飛翔の町

9/93
前へ
/1704ページ
次へ
身体を拭き頭にタオルを被せながら脱衣場を出る。 「何だ、シャワー浴びてたのか」 外に出るとミナツが部屋を物色していた。一応、胸を片手で隠す。 「何の用だ」 「ちょっと模擬刀が必要になってな。何処にある?」 「荷物はかさばるから全部ベッドの下だ」 「了解」 セリスが着替えているとミナツは頭だけ突っ込んで荷物を物色している。 「……珍しい服を着ているな。どうした?」 「ニーナに買って貰った。ほら、昨日セリスが荷物を取り返した」 「ああ、あのライフルの持ち主か……」 着替えを途中で止めセリスはミナツを観察する。ホットパンツのお尻をつきだしている姿。女のセリスから見ても― 「何か触りたくなるよね」 「ひゃん!」 ゴチン、と鈍い音が響く。いつの間にか部屋に居た白衣の女がミナツの尻を撫でていた。 「……誰だ、お前は」 セリスは壁に立て掛けてあったハンマーに手をかける。
/1704ページ

最初のコメントを投稿しよう!

46125人が本棚に入れています
本棚に追加