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ニーナはミナツに銃口を向け発砲。それを、ミナツは弾く。
もうミナツの踏み込みを止められないと判断したのかニーナも踏み込む。
刀は極端に踏み込まれると上手く斬れなくなる。その領域に入り込み零距離ならば、ニーナに分がある。
ニーナのその判断は間違っていない。ミナツが、普通の剣士ならば。
「がっ……!」
ニーナは目的通り零距離まで接近に成功した。鳩尾に肘を貰って。
ミナツの肘が鳩尾にめり込んで押し上げる。ニーナの動きが止まったところでミナツは空いた片手で胸ぐらを掴む。
そのまま身体を半回転。ライのように綺麗ではない投げ技。片手のみの背負い投げでニーナは地面に叩き付けられる。
ミナツの土俵に立ち入ってはいけない。それこそ付き合えるのはミナツを良く知っているライ位のもの。
地面に叩き付けられたニーナは顔の横に模擬刀を突き立てられた。
「わたしの勝ち、でいいか?」
「可愛い顔して、容赦ないね」
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