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ミナツは周到にニーナの銃を持った手も踏みつけていた。
完全に降参の意を示すニーナにミナツは刀を引き抜いた。
「自信あったんだけどなー。まさか初見で初撃を防がれるとは思わなかったよ」
「危なかった。もう少しで食らうところだった」
「これは剣士相手に有効な手を考えないといけないかな」
心配しなくとも銃弾を刀で弾くなんて真似、ミナツ程目が良くないと出来ない。
「明日も付き合ってくれる?ミナツちゃん相手だと良い経験になりそう」
「別に今からでもいいぞ」
「あはは……それは流石に身体が持たないかなーって」
あははと笑うニーナ。そのニーナの身体をミナツは唐突に触った。服の中に手を突っ込んで。
「ふあ!」
「む。思ったより柔らかいな。もっと鍛えてるものだと思っていたが。だからすぐにバテるんじゃないのか?」
「わ、わたしは基本的に近接戦闘はしないからいいの!」
慌ててニーナはミナツの手を服から引っ張り出した。
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