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それからというものの女は職人の世界に魅せられたようで毎日通うようになった。
かといって学校での態度が変わるわけでは無かったが。
ただやはり友達は減ってきてるようだ。職人や軍人の女というのは一般人から敬遠されがちである。
住む世界が変わったと言えば聞こえが良いが持っていたものをなくしたことにはかわりない。
「後悔してないか、レベッカ」
オーヴィルは聞く。
「後悔は売れ残った時に考える」
レベッカはそう答えた。
「お前みてぇなケツのいい女は引く手あまただろ」
「いや、この世界にいるんだからそういうこともあるでしょう」
「いや、絶対に売れ残らねぇよ。オレが買う」
オーヴィルとレベッカが結婚したのはそれから5年後、レベッカが失踪したのはその1年後の話だった。
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