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ということはフロウの真の目的はライ達からは見えていないところにある。
「先輩はセリスがオレとナツに助けを求めることも織り込み済みだったんだろうよ」
「この展開をあの女が望んだことだと?」
「何の為か、は残念ながら分からん。行動としてはオレ達をここに集めて『飛行機』を早めに飛ばしたかった。これは間違いない」
「よく分からん。つまり、来た敵を斬れば良いんだな」
ミナツが思考を放棄する。いつものことだが。
「それでいい。だがあんまり目立つな。今のオレ達は正体がバレるとめんどくさいことになる」
あくまでも隠密に。それが今ライ達に出来ること。
「ニーナが来るんじゃないか?そうしたらバレるぞ」
「その時は隠すことを諦める。ジア皇国との繋がりだけを徹底的に隠してさっさとロッパに渡るさ」
お尋ね者として逃げるのは今までもやってきたことだ。多少勿体無いがバレたのなら仕方ない。
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