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元々があやふやな情報なだけ信憑性はかなり怪しい。
しかも飛ぶらしいという憶測である。まだ飛ぶと決まったわけでもない。
これは敵の陽動で本命の『飛行機』が違う何処かで飛ばないとも言い切れない。
これから更に情報が乱立すればその線が濃厚。しかし、無視することは出来ない。
しかも緊急出動だ。普段よりも統率が取れず動きが悪くなる。結果、一つの場所に向かう人員の戦力は低下する。
完全に後手に回っている。こちらが満足に動けない中外からひっかき回してくる。
守ることは攻めることより格段に難しい。
「次々に情報が出てきます!全て職人の家で特定が出来ません!」
「やっぱり……」
ニーナが頭を抑える。相手方が仕掛けてきたのはもう確定だ。
「全ての地点に自衛軍を送れ。戦わなくていい。発進すると確実に言える場所のみ専用無線で連絡を入れろ」
「しかし、それでは間に合わないのでは?」
「ふん。お前はなめているのか?何の為にニーナがここに派遣されてきたと思っている?」
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