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「どうすればいい?」
「こればっかりは分からないね。自覚無く拒否してたってことは本能的に拒否してたってことだし。慣れるのが一番なんだろうけど」
そんなことしてたらライの命がいくつあっても足りない。
「あそこなら練習出来るか……」
「何の話だい?」
「ちょっと行ってくる」
そのままチフユは意識を失った。
二分後。
「おい、うちのバカ姉に何吹き込んだ?」
ミナツがイライラした顔で目覚めた。
「何があったんだい?」
「しらばっくれるな。いくらバカ姉がバカでもいきなり、『ミナツ、ちゅーしようぜ』なんてバカらしいことを言うか」
「………それは流石の僕でも予想外なんだけど」
チフユがミナツを好き過ぎる。多分そういう目では見てないんだろうけど。多分。
「じゃあ次はミナツちゃんと話そうかな。どうせすぐには帰れないだろう?チフユちゃんのところには」
「しばらく帰るつもりもない」
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