反抗軍への帰還

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「戦争が始まったと言うのに、お前は気楽だな」 「ずっと気ぃ張ってても疲れるだけだからな。オレは不真面目担当だ」 「何だその担当は」 セリスは弱く笑った。 * イリカとライの策が上手くハマり、今回の戦いは非の打ち所のない大勝利となった。 東へ逃げた敵は多く居るが、追撃はしなかった。深追いは禁物。 大した損害もなく、悠々とライ達はイセンに到着出来た。 ライ、ミナツ、セリス、マリアの四人はレジスタンスリーダーであるハルカの元に居た。 そこにはイリカとグレイも居り、事実上レジスタンスの実力者達が全員揃ったこととなる。 「ライ兄さん!」 イリカが飛び付いてきた。しっかり受け止めるライ。 「おいおい、いつからお前はそんなに甘えん坊になったんだ?」 「久し振りだからいいんです!」 「やれやれ」 ポンポンと頭を撫でるライ。 「お前でかくなったなぁ。もうセリスより大きいんじゃねぇか?」
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