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「うぐっ……!」
馬鹿にされた訳ではなく純然たる事実故にセリスへのダメージが大きい。
「ライ、その二人を紹介して」
ハルカがセリスとマリアに視線を向ける。
「桃髪の方がセリス。主に武器職人で『鬼族』。金髪の方がマリー。魔法の達人で狐の『狗族』」
「よろしく頼む」
「うむ。呼ぶ時はトメと呼ぶが良い」
セリスは頭を下げて。マリアは堂々と胸を張って。
「よろしくね。わたしはレジスタンスのリーダーのハルカよ」
「ああ、よろしく頼む」
「…………」
デン。
「ん?どうかしたかや?」
「…………」
デデン。
「ハル?」
「…………」
デデーン。
「…………おのれ、巨乳共め」
「まぁ、気にすんな。逆にお前個性出てるってことだ。オレは胸はあんま気にしないし。アイデンティティー、アイデンティティー」
「そんなアイデンティティー要らないわよ!」
「……まぁ、こんな変なリーダーだがやる時はやる奴だから」
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