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そんな面倒臭いことしなくても、からかわなければ良い話なのだが。
「まぁ、あいつらは放っておいてこっちはこっちで進めるか」
「そうだな」
口を挟んでも意味がないことを知っているのでグレイは二人抜きで話を進める。
「イリカは今まで通り新参のチェックを頼む」
「了解です!」
「セリスにはちょっと見て欲しいものがあるからそれの調整を頼む」
「分かった」
「トメさんは魔法隊の指揮を頼みたい。顔合わせでもしておいてくれ」
「承った」
「ミナツ―今はチフユか。お前は前衛隊とだ」
「あいよー」
グレイはファミリー。ハルカはレジスタンス全体の指揮。ライはそれぞれのパイプ役として動く。
「よし、じゃあこれにて解散!」
グレイが手を叩いて会議を締めた。ちょうどハルカが息を切らして戻ってくる。
「ライは?」
「逃げたわ。今度会ったら絶対ぶん殴ってやる」
「アハハ……」
苦笑いするイリカとグレイ。口を出すと飛び火しそうなので何も言わないチフユにセリス。既に姿がないマリア。
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