46125人が本棚に入れています
本棚に追加
*
「俺はこの力を発揮出来る場所が欲しかった。ここはそれにうってつけの場所だ」
「はい。こちらこそよろしくお願いします」
「上手いこといけば大戦の英雄になれると思ってな」
「はい。頑張って下さい」
「『血染めの金色』のファンで。あ、君もあと五年後くらいに相手してくれない?」
「はい。オーケーですけど死んでください」
「『反抗右翼』の思想に感動した。微力ながらもこの手を貸そう」
「はい、アウト。ブラウさんお願いします」
イリカの指示に従い、ブラウゼルの拳が男にめり込む。
「「納得いかねぇ!」」
上がる不満の声。
「一番最初に言った筈です。『どんなふざけた理由でも構いません。嘘をつかなければ』と」
「嘘をついたかどうかなんて全部お前の匙加減じゃねぇか!」
「ケツの青いガキの言うことなんざ信じられるか!」
「不満があるのでしたらもう一人に見せても構いませんよ?」
最初のコメントを投稿しよう!