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「イリカちゃんにとってあの男は何?」
イリカは嘘をつけない。だから正直に答える。
「えっと、『誘拐犯』?」
「良し、ぶっ殺すぞ野郎ども」
「「応!!」」
「待て!イリカ!誤解を招くようなことを言うな!」
「事実ですよ?」
「確かにそうだがオレですら今思い出した設定を今更蒸し返すんじゃない!」
というより新参者達の団結力が異常である。
「狐さんは何かあるか?」
マリアにも飛び火する。
「儂は特に無い。信頼はしておるがな」
マリアは大人の対応。流石に慌てない。
「まぁ、そろそろ夜伽の相手はさせられそうよ」
「マリーさん!?それここで言っちゃ駄目でしょ!?」
全然大人の対応じゃなかった。
「夜伽って何ですか?」
純粋なイリカ。眩しすぎる。
「うむ。端的に言えばセッ―」
「「死ね!!」」
「あんたら反応早すぎるだろ!?」
食い気味に放たれたその一言と同時に魔法が飛んできたりしたが何とか回避。
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