46124人が本棚に入れています
本棚に追加
*
「どしたどしたぁ!この程度か!」
チフユが雄叫びを上げる。それを合図に群がる人間。
チフユは片手で逆立ちして脚を大きく開く。断っておくがホットパンツである。
「何ぃ!やるな!」
人間達は脚に飛び付く。それでもチフユは倒れないのだが。
「くらえ!」
一人がチフユを支えている腕を蹴りにいく。
「甘いぞ!」
チフユはそれを空いている腕でガードする、が。
「すきありー」
「は、背後から!まさか……蹴りは囮!」
チフユは堪らず押し倒された。
幼稚園児達に。
「ハハハ!参った参った!オレの負けだ!」
「お姉ちゃん、さっきのもう一回やってー」
「ピュってやってパカーってするやつ!」
「おう、任せろ!」
「あー、ユーくんおっぱい揉んでるー」
「ち、違う!」
「別にいいぜ。今の内だけだ。大人になったらそういう免罪符なくなっちまうからな」
わいわい騒いでるチフユ達を見て。
「子供になりたい」
「何言ってんのよ、あんた…」
至極真面目な顔のライと呆れているハルカ。
最初のコメントを投稿しよう!