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「じゃーん、残・飯!」
「流石」
「オレ達に与える食料は無い癖に一丁前に残飯は出るのか」
「まぁまぁ、見つかる前に早くお腹に入れようよ」
バドがフゥにも水筒を渡し四人で決して多くはない残飯をかきこんだ。
「それにしても、世界政府はオレ達を本当に戦力として数えてるのかね。飯は支給されない。服も与えられない。挙げ句の果てにはこんな男所帯に女が一人居る」
「さぁな。案外貴族どもの暇潰しぐらいに考えられてんじゃね?」
「それに、僕としては女の子が居るのは嬉しいかな」
「お?ルゥったらこのフゥさんの身体に興味津々かな?」
「やるのは構わねぇが声は出すなよ。見つかったら面倒だ」
「と言いつつも実は興味津々なドグくんなのであった」
「しめおとすぞ、売女」
「落ち着け、ドグ」
今にも立ち上がりそうなドグの足をバドが抑える。
「チーム内での喧嘩はご法度だよ。連帯責任で僕達まで懲罰食らうんだから」
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