忍族の暗躍

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「そうだそうだー」 「ルゥ。フゥを黙らせろ」 「了解」 ルゥが口を塞いだことで静かになった。バドが灯りを消す。 「さっさと寝よう。また明日、何をされるか分からん。体力は残しておいた方がいい」 「そだねー。良し、寝よう!健全に!」 「最初からそのつもりだ」 シン、と暫く静寂が訪れる。そして、誰かが呟いた。 「この戦争で、何か変わるのかな?」 そして誰かが返す。 「何も変わらない。自分が変わらない限りな」 「一生変わらない。血は争えないから」 「変わるさ。死ねる」 その言葉には、誰も返さなかった。 朝。早く起きたのはバドだった。まだ日は昇ってない。三人を起こさない様にこっそりテントを出た。 昨日飲んだ分の水筒を回収して川に向かう。 川につくと先に水を汲んで次に顔を洗った。 「早いねー、バドくん」 「フゥ。起こしたか?」 「いや、元々眼は覚めてたよ。バドが起きたから来てみただけ」
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