忍族の暗躍

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ハニバルの言い様にニーナは何かを感じた。だが、具体的には分からなかったのでそのまま流す。 「まぁ、いいわ。わたしも話さなきゃいけないことあるし」 「ほう。何かいな?」 「『武神姫』って居るでしょ。ミナツ・サンダーバードっていう。あれ、わたし会ったことあるよ」 ハニバルは目を丸くした。 「それは本当か?」 「うん。パング刀持ってる女の子なんて滅多に居ないし、まず間違いないと思う」 ニーナは自分の知っている情報を落としていく。 「他に知っていることはないか?敵さん、まだ複数の戦力を隠している気がしたからのぅ。もしかしたらその繋がりかもしれん」 「とりあえず、『鉄槌童子』って呼ばれてる『鬼』はセリスちゃんって呼ばれてたね。本名かどうかは知らない。あと、ミナツちゃんの双子の姉にチフユちゃんってのも居た」 「ふむ。して、強さは?」 「ミナツちゃんは概ね噂通りだね。セリスちゃんは多分もっと荒削り。チフユちゃんは分かんないけど、銃見てもあんま変わんなかったから場慣れはしてると思うよ」
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