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「どうした、ブラウ!やっぱ戦争と喧嘩は勝手が違うか!」
「ボス!?」
押されているブラウの側に現れたのはグレイだった。
「『反抗左翼』……。こりゃまたデケェ首だぁ!バァル!突っ込むぞ!」
「先輩、落ち着きましょうよ。お相手さん逃げる気なさそうっすから」
バァルは真意を聞き出す為に話し掛ける。
「解せませんね。この局面でわざわざ大将首が援軍に来るなんて、正気の沙汰とは思えねぇっすよ」
その言葉にグレイは二本指を立てた。
「お前は二つ間違ったことを言った」
「?」
「一つ。オレは自分のことを大将だとは思っていない。代わりなんざいくらでもいる。それがフリークマンファミリーだ。二つ。正面を押さえられてんだ。援軍なんざ出してねぇ。オレは最初からここに居た」
「……阿呆ですか」
「オレの知ってる奴程じゃねぇ」
グレイは懐から拳銃を取り出した。セリスに調整して貰った普通の拳銃。
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