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俺は商品の品だしや、客の対応をしたり、レジをしたりした。そして、1時間経った。
俺は同じ時間働いている人に
「俺、コインランドリー行ってきます!」
と耳打ちをした。
「はい…わかった」
俺は休憩所に入った。鬼塚さんと平はいなかった。俺は自分のロッカーを開け、上着を掛けて、ごみ袋を取りだし、ズボンの右ポケットに入れた。
俺は従業員専用の入口から外に出て、二輪専用の駐輪所まで走った。そして、自転車の鍵を解除して、自転車に又借り、1時間前に行ったコインランドリーを急いで向かった。
数分後、コインランドリーに着いた。俺は自転車を駐輪所に停めて、鍵を締めてコインランドリーに入った。
1時間前にいたおじいさんはいなかった。変わりに乾燥コーナーの乾燥機に洗濯物を入れようとしている30前のスーツ姿の男がいた。
俺は洗濯コーナーの一番左端の洗濯機を見た。……洗濯は終わっていた。
俺はズボンの右ポケットからごみ袋を取り出し、洗濯した1週間分の洗濯したての衣服をごみ袋に入れた。
それを乾燥コーナーに持っていって乾燥機にいれるのだが、洗濯したての衣服は水分を含んでいるので、とても重たい。
俺はごみ袋を引きずらずに持ち上げ、乾燥コーナーまで持っていった。すると、さっき、乾燥コーナーの乾燥機に洗濯物を入れていた男が困っていた。
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