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「まだまだ肩の荷は、おりそうもねーな」
「そう?」
「アサカが貧乏弁護士と結婚するのは赦せねーしな」
と、チクリと棘を刺すタカ兄。
勘づいてるくせに、直接言ってこないけど、どのタイミングで見守られているか読めないタカ兄。
なので、あたしとヤマ兄は大分慎ましくお付き合いを続けている。
あっという間に髪をアップにされ、出来上がり。
「……似合ってる?変じゃない?」
と、言うと鏡越しで目があう。
「俺のお陰で見れるくらいにはなったな」と、意地悪顔。
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