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こんな現実たくさんだ!生きるのが嫌だ…なんて思ったことありませんか?
風でどこからか飛んで来たチラシにはそんなことが書いてあった。
「今の俺にぴったりだな…」
そう呟きながら俺は途方に暮れていた。
正直高校なんかどうだって良かった。親や知り合いに「絶対高校は卒業しといたほうがいい!!絶対就職に役立つから。」って言われたから流れで入っただけだった。
俺には夢とかなくて勉強もクラスの下の下でいいとこなんてない。
友達?学校では上っ面の関係ではたくさんいたが親友と呼べるような人はいなかった。
正直小学校からの友達で休みによくつるむようなダチはいたが最近はお互いの都合上の関係会わなくなっていた。
それにそいつらだって別に信頼とかあるわけでもなかったし…
俺は好きな人とかいなくて単にオタクだった。
女子からは「あいつまじキモくねー?ほんとヤバイよねー」とか陰で言われていた。………まぁ基本的には聞こえていたが………
「勉強が他の生徒には追い付かず進学は難しいですねー」
と担任のゴリラみたいな顔した先生愛想笑いされながら親に言われた時、こいつ死なないかなぁなんて考えながら時間を過ぎるのを待った…
そう…俺は高校をやめ、ニートになった。
毎日やることもなく今日もいつもみたいにデパ地下にあるアイドル劇場に足を運んだ俺はその少女を見て俺は驚きを隠せなかった。
ここから俺はこれまで味わったことのないスリルな日々を送ることになる…
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