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あつ…い。
――――…ああ、熱い。
カラダが、熱い。
胃の中まで…燃えるように…熱い。
「み―――ず…、欲し…い」
“七海―――…”と自分の名前が呼ばれて、
「ンー…ッ……」
口の中に、何か、―――…入って―――…きた。
あ…、喉が少しだけ、ひんやりした。
水が通っていったんだ。
おいし。
ん……、でもおかしいな。
もっと水が、欲しいのに。
待っても待っても、もうお冷は食道を通らなくて。
かわりに
「七海…、」
また自分を呼ぶ声が上から降ってきた。
誰だろう?
和也さん?
ああ、そうか、和也さんだ。
いつもあたしの隣にいてくれるもの。
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