第6話

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あたしの髪の毛が梳かれて、耳にかけられた。 「おまえに、 どれほど会いたかったか… 」 とても、愛しげで、それでいて切ない声。 「…っ、 ぅ…ん――…?」 何、これ。 水、じゃない…。 唇を割って、舌が滑り込んできた。 ディープキス…してるのかな、あたし。 表現できないけど、 この前和也さんと交わしたキスとは ちょっと違う…ような…。 されるがままに濃いキスを繰り返えされてるけど、 全然嫌じゃなくて。 キスってこんなに気持ちいいものなんだ…って、 素の感想が出るような…――― お酒飲んで、酔ってるからかな…?
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