第6話

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ストッキングがとられた。 足腰のしめつけがなくなって 素足がシーツに触れ、心地よい。 なまめかしい指先が太ももの内側へと伸び、 下着の上から秘めた部分をさすられ… 「 …あ ……あっ 」 その感触はあたしの性感帯を刺激し 思わず、叫んだ。 「や……だ、和也…さん、いや――…」 「――…」 あ…れ? 何でかわからないけど、急に行為が終わっちゃった。 “嫌だ”ってそういう意味で言ったんじゃ ないんだけど…な。 少し、残念。 今なら、和也さんと一つになってもいいって 思ったのに…な―――… もっと、してほしかった…な…。 官能の刺激が萎えたことにより 半分以上低迷していた意識は限界に達して、 あたしはそのまま眠りに落ちた。
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