次回作予告
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死神は少年に問いかけた。 お前は何故泣いているのかと。 彼は答える、それは神を信じられないからだと。 まだ丸みの残る幼い手が金のロザリオを握り締める。少年の涙で塗れ、幾度も強く握られ金色の塗装が剥げて錆び付いていた。 「ならば一つ、お前の願いを叶えてやろう。ただし──」 死神の提案に少年は静かに頷いた。 誰も知らない少年と死神の約束。 そしてその数年後、彼は『彼女』に出会ったのだった。
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