墜落

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「だめだ」 温人さんの声が 夜の空気に鋭く響いた。 「潰れたら もう君を抱けない」 真面目な顔で そんなことを言うから 私は泣きたかったのに 笑ってしまった。 「それは困るね」 「俺と寝たいだろう?」 「ふふ……。 私、温人さんとのセックスが 一番好きだよ」 あなたの腕の中だけ 心から安心して 快楽に没頭できる。 何も考えず あなたの体温だけ 感じていられる。 夢中にさせてくれる あなたのセックスに 私はいつの間にか 頭までどっぷりと浸かり 溺れていた。
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