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「勝手に来て
ごめんね温人さん」
「気にするなって言ってるのに。
送るよ」
「いい。
おやすみなさい」
「……気をつけて」
じっと、深いところまで
見つめてくる瞳に背を向ける
私のしていることを
彼が知ったら
あの優しい瞳に
侮蔑の色が乗るのだろうか。
それはとても
とても悲しい。
想像するだけで
こんなに悲しくなるなんて。
痛む胸に呆然としながら
足だけは地獄へ向かっていた。
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