墜落

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「歯を立てないだけ ありがたく思いなさいよ」 「……はっ。 いいねぇ、その強気」 不機嫌そうな顔が一転 機嫌良さげに笑い 私の身体をシーツに転がした。 「お前はなんにも わかってねぇな」 「……何の話」 「そういう 生意気な態度とってっから 俺みたいなのに食われんだよ」 それはあんたが 救いようのない変態だからだ。 そう言ってやりたかったのに 獣みたいな 噛みつくキスで 言葉にすることが出来なかった。
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