第1話

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練習が終わると、皆はすぐ家路へ向かった。 そんなに強豪校というわけではなく、なんとなく練習しているという 雰囲気のチームなので別に長く練習することは無い。 僕も家路に――向かう途中で、本屋に寄った。 ここで、暴露しておこう。 僕は、腐男子です。 唐突で驚いたかもしれないけど、僕がサッカー部に入ったのだって、このことを悟られないようカモフラージュするためでもあったんだ。 まさかサッカー部に入るような爽やかな少年が、腐向けの小説やら漫画を読んでるなんて、思いもよらないだろう? 今日は、僕の大好きな漫画家の南先生の新作が発売される日なんだ! すぐ本屋に行ってゲットしなければならない!! 楽しみ過ぎて足が浮いてくるよ。 あー、早く読みたい!あの先生の話は本当に胸がドキドキして、すっごく萌えるんだよなぁ。
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