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「おかあさん、おきゃくさんだよー!」
「あら、今日は休みなのに・・・あぁ、ごめんなさいね?少し待っててもらえるかしら?」
「こちらこそ、お世話になっているのに・・・」
「じゃあ、僕たちは何かお手伝いをするよ!」
「あ、あぁ・・・」
アラジン、お前はいつもたくさんの人を良い方向へ導くが、今回はそうはいかないと思う。俺は、サンドラさんは王宮にもどらないほうがいいと思うんだ。俺も、同じような経験をしているからわかる・・・
「キャッ!何するんですか!?ちょっと、入らないでください!!」
「どっ、どうしたんじゃ、サンドラ・・・!!な、何をしに来られたんですか!?いったい、私たちに、何の用で・・・!!」
「どうしたんですか!?っ、アンタら、何しに来たんだ!?」
そこには、大柄の男と少し小柄の女が立っていた。
「どうしたんだい?お兄さん、お姉さん。僕たちに何かようかい?」
「あぁ?なんだこのクソガキ・・・」
「僕はアラジン、旅人さ!」
「旅人、ねぇ・・・じゃあ、お前は金はもってねーんだな・・・?」
「お金は、持っていないんだ、アハハッ・・・」
「チッ んだよ・・・とりあえず、金を出してもらおうか?」
小柄な女は魔法道具らしきものを取出し、俺たちを脅してきた。
「お、おねえさん、そんな怖いものしまっておくれよ!僕たちはお金を持っていないし・・・」
「おめーじゃねぇよ!そこのじじいとアンタ!」
大柄な男はトータムじいさんとサンドラを指名した。
「お、お金なんかないです!!」
「んじゃぁ、しょうがねーなぁ・・・・」
「おかあさん!!たすけて!!!」
「リンッ!!??やめて、リンには手を出さないで!!」
小柄な女は魔法道具をリンに突き付けて脅しだした。
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