プロローグ  決意

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「アリババくん、話を聞いておくれよ~!」 「おぉ、わりーな。で、何だ?話ってのは・・・」 「僕、旅に出ようと思うんだ!」 「えぇっ!?」 えぇぇぇっ!!??さっき、モルジアナが、俺たちといると幸せっていってたの、聞いてなかったのかぁ!? 「えっ、お一人でですか??」 「え??どうしてだい?モルさんとアリババくんは一緒に来てくれないのかい?」 「っ!本当か!!あ、でも、旅に出るってどこに行くんだ?」 「そうですね、行き先次第で旅の仕方も変わってきますし・・・それに、何をしに旅を出るんですか?」 「行き先は、レーム帝国さ!理由は・・・僕は、モルさんやアリババくんと違って体力もないし、ルフに頼ってばかりなんだ。噂で聞いたんだけど、僕が行こうと思っているレーム帝国には、魔導師や剣闘士がたくさんいるんだって!あと、王宮には”ファナリス兵団”っていう集団があるらしいんだ。だから、僕もアリババくんもモルさんも行く必要があるのさ!」 「剣闘士が多いのか・・・俺も魔装を完成させるために・・・!!」 「”ファナリス兵団”・・・もしかしたら、私の行くべき場所が見つかるかもしれない・・・」 「どうだい?一緒に旅に出ようよ!!」 「よぉし、乗った!!俺はアラジンと旅に出るぜ!モルジアナはどうする?」 「私も行きます!!私の行くべきところへ行くために・・・!!」 「やったぁ!またモルさんとアリババくんと僕で、旅に出ることができるんだね!!」 「よっしゃぁ!行くぞぉ!!」 『おぉ~~!!』
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