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ってことで、レーム帝国を目指しているんだ。でも、ここまでの道のりは容易なものではなくて・・・
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「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・」
「アリババさん、大丈夫ですか?荷物、お持ちしますけど・・・」
「いや、大丈夫だ・・・ハァ・・・」
「ねえねえ、あそこに小さいけど街があるみたいだよ!」
「ま、街にいこぉ・・・アァァ・・・」 バタッ
「アリババくん!?だ、大丈夫かい!?」
「アラジン君、アリババさんは私が連れて行きますんで、荷物を。」
「わかったよ!飛べ、魔法のターバン!!」
アラジンは俺の荷物を、モルジアナは俺を持ち上げて歩き出した。
「モ、モルジアナァ・・・大丈夫だって・・・」
「いや、全然大丈夫じゃないですから。無理しないでください。困りますから。」
えぇっ!?俺が倒れたら、足手まといってことか!?あぁ、めまいがぁ・・・
「あの・・・健康管理には気を付けてください。あと、今日はゆっくり休んでてください。心配ですから・・・」
あ、心配してくれてるのか・・・
「あ、ありがとな・・・」
「・・・・いえ・・・」
モルジアナは、少し照れ気味に言った。
「アリババくん、もうすぐつくよ!」
その街は小さめで、でもにぎやかだった。
「お~、そこのあんちゃんたちよぉ、水買わねーかぁ?」
「あ、じゃあこれでお願いします。」
「おい、まいどあり~!!」
「アリババさん、どうぞ。」
ンクッ ンクッ 「ッハァ~!! ありがとな、モルジアナ、アラジン!生き返ったぁ~~!!」
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