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「アリババくん、本当に大丈夫なのかい??」
「あぁ!俺は水が飲めればそれでいい!んで、モルジアナ、アラジン、ごめんな心配かけて・・・」
「いえ、別に、そんなに困ってませんし・・・」
「僕たち、アリババくんの友達なんだから、迷惑なんてしないよ!」
「君たち、仲がいいのね、フフッ」
「えっ・・・?」
声をかけてきたのは、綺麗なお姉さん。
「おねえさん!!そうなんだよぉ~、僕たち仲がいいんだ~!!」
「おにぃちゃんたち、ほかのくにのひとなの?」
「ん??子供?」
「あぁ、私の子供よ。自己紹介が遅れたわね、私はサンデラ・ミゥナ。この子は私の子供で、リンドォ・ミゥナ。よろしくね」
「よろしくー!」
リンドォ、ここではリンと言うことにしよう。リンは元気のいい子で、サンデラさんによると、冒険などの話を聞くのが好きらしい。
「おねえちゃん、このなかでひとりだけ?」
「え、そうだけど・・・」
「おねえちゃんってつよいの~?」
「モルさんは魔法は使わないけど、とても力があってとても強いんだ!」
「へぇ~、わたし、おねえちゃんみたいになりたい!!」
「え・・・私、みたいに・・・?」
モルジアナは、今まで言われたことがないからか、少し頬を赤く染めた。
「でも、そこのあおいおにいちゃんは?」
「僕のことかい?僕はアラジン。未熟者の魔導師だよ!」
「魔導師さんなのね、君。小さい体してるのに、たくましのね!」
「でも、僕よりもすごいのはアリババくんさ!アリババくんは、第7迷宮アモンを攻略したのさ!」
「だんじょん!!こうりゃくしたの!!??」
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