第1夜 -1- 旅立ち

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「お、おう!!そうだぜ!でもな・・・」 俺はリンと同じ目線になるように座り込んだ。 「アラジンがいなかったら、俺は迷宮攻略できなかったんだ。だから、リンも信頼できる親友を作れよ!」 俺はリンの頭をなでる。 「うん!!リン、もっとおともだちつくって、おにいちゃんたちみたいにだんじょんくりあする!!」 「おう!迷宮攻略したら、たくさんごちそうを用意して待ってるからな!」 「やくそくだよ!」 「あぁ!」 グ~~ギュルギュルルゥゥ・・・ 「えっ?」 「えっ?」 みんなの頭に疑問符が浮かんだ。 「すっ、すみません・・・」 誤ったのはモルジアナ、モルジアナは顔を真っ赤にしておなかをおさえていた。 「あら、もしかしておなかがすいているのかしら?」 「あぁ、俺たちそういや朝から何も食ってなかったなぁ・・・・」 「それなら、うちは宿屋だから食事と宿を用意するわよ?」 「いえっ!!そんなの申し訳ないのでっ!!」 「おねえちゃん、リンのいえにきてくれないの?」 「えっ・・・??」 「リン、おねえちゃんといっしょにごはんたべたい!!」 「え・・・えっ??」 「いいわよ、遠慮なんてしなくても、ちょうどうち、今日は休みだから誰もお客はいないわよ?」 「いやぁ、でも・・・俺ら金がねーしよぉ・・・」 「何言ってるのよ!お金なんて取らないわ!娘に迷宮の話をしてくれたんだから、お金なんて取れないわよ。」 「えっ、そ、そんなことはできないっ・・・」 「いーから、おねえちゃんもおにいちゃんもあらじんくんも来て!」 『は、はい・・・』
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