あやかしの月の夜に

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つかな、ともぁらすが続ける。 「なら、童貞キラーは卒業しぃやって話や!! 矛盾した行動しやがって……。あんたは繊細すぎるねん」 「そう?」 「そうや!! 悪ぶっとるけどホントは純情な女やからな、マチ子は」 「あんがと、そう言ってくれるの姉さんだけよ、愛してゆ」 「やめい」 白銀の月が静かに輝く夜――。 二人の魔女が楽しそうに笑う。 ――これは月が見せた――妖しく光る白銀の月が見せた――幻のような一夜の物語――。 【完】
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