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第二章
>>田崎さんのたーんです
「おっ……といけねぇ」
忘れていた。今日、俺はこのチャットで人待ちをしていたのだ。
―紅花さんが入室されました―
―黄花さんが入室されました―
「来たきた」
田崎『こん』
紅花『うん、待たせたな』
黄花『ごめんなさい』
紅花『何やらまた友達が来たようではないか』
過去ログか。友達なのか?〈Butterfly〉。
田崎『初対面の人を友達と言うのか?お前は』
紅花『だって、どうせ友達になるだろ?』
黄花『…………人類皆兄弟。……』
田崎『お前何考えてそれ言ってんの』
紅花『そういえば、お前ら今度の一迎会何すんの?』
黄花『……………ライブ。……』
田崎『何もしねえよ その日練習あるし』
紅花『なんと生徒会は劇をするのだ!!』
田崎『あ、お前生徒会枠で出んのね』
紅花『あそこが本籍!』
黄花『眠い…………寝る』
―黄花さんが退室されました―
田崎『俺らも寝るかぁ』
紅花『うん』
―田崎さんが退室されました―
―紅花さんが退室されました―
この二人は高校の同級生だ。紅花が生徒会とスポーツ系の部全て、 黄花が軽音楽部とスポーツ系の部以外の部活に所属している。
双子であるが両親と共に別居中。本人たちはメールしてるそうだ。
「この双子は正反対だな。」
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