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周りに山のように詰まれる死体。
犬や猫、蛇などの動物の死骸は勿論時たまよく分からない死骸が混ざっている。
ただし、死骸のサイズは通常に比べてかなり大きいが。
その死体の山の中心で、ある人物が叫びを上げた。
「修行終わったぞこんちきしょーッ!!」
まぁ、俺です。はい、夜宵です。
あれから150年という基地外みたいな月日が経ちました。
俺はその間、ずっとここでスパルタ修行を行っていたというわけだ。
“あーア、待ちくたびレたゼ。ようやく終わりヤがったカ”
俺の手からした声。
只今の俺の相棒である【月紅】だ。
「お前なぁ…流石に魔物一千万抜き(ただし格闘技だけ)は辛い。何回死んだかと思ってんだ」
“…マァ、確かにリアル太陽落としされたラ誰デも死を覚悟すルって”
「……軽いよな、お前」
“でもまぁプラスに考えてミロ。やっと異世界に行けるんだゼ?
「……それもそうか。じゃあサッサとリリーナのところ行くか【転移】」
周りの死体が、一瞬でこざっぱりとした書斎に変わった。
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