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確かに、後ろから根暗そうな男に包丁で刺される俺の姿があった。
………
やっぱり、何というか…嫌なもんだな。自分が死んだとこを見るなんて。
でも…それならそれでまた疑問が出る。
何故、リリーナが俺の魂を保護したかだ。
「うん、そこなんだよね問題は。普通なら死んだ生き物は神なんかには会わずに、天国か地獄にLet's goなわけ。でも君はここにいる」
…何か、特別な理由があるってことか?例えば……俺は普通に死んだ訳じゃなかったり。
「察しがいいね、君頭いいよね、絶対」
気のせいだ。で?どうなんだ?
「うん、まぁ…その通りだよ。私の部下が少しドジしちゃってね、君を間違えて殺しちゃったんだ」
ふん…そんなとこだろうと思ってたよ。
「どうする?何なら呼んできて直接謝罪させようか?」
いや結構だ。これからドジしないように、ちゃんと見張っておいてくれ。
「わかってるよ、今は反省室でコッテリ絞られてるだろうけどね」
まぁ、自業自得だろう。
で?俺はこれからどうなるんだ?
「そう!それなんだよ!」
な、何だよ。急に興奮したように目輝かせて。
「あのねっ、私は神の他に副業として科学者もやってるんだけどっ!」
俺の言葉はスルーかド畜生が。
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